ムエタイの蹴り

最新のムエタイの蹴り!

ムエタイの蹴りは空手の蹴りとは根本的に違う蹴りの考え方です。

そこで、最新のムエタイの蹴りの蹴りはどういうものなのか調べてみました。

ムエタイとは文字どうりタイの格闘技です。

プロ、アマ問わず年間何百試合も行われ、いわゆる賭け勝負が大半で、勝てば勝つほどフャイトマネーが稼げるしくみです。

なので選手たちのハングリー精神もハンパなく、日々どうやったら勝てるのか常に研究されています。

当然、蹴り技も研究されています。

最新の研究2017 だと

新生K1 初代65㎏級チャンピオン ゲーオ・ウィラサクレック選手

の蹴りが最新だといえます。彼はムエタイ フェザー級、ライト級の2階級制覇の王者でもあります。

対戦相手がことごとく口にするのが  ゲーオ選手の蹴りが見えないと訴えます。

果たして見えないケリとはどんな蹴りなのか?


現実には見えない蹴りなどありえません。

用は相手からは見えにくい蹴り、蹴る前の準備がほぼわからないノーモーションに近い蹴りだといえます。

ゲーオ選手の蹴りはムエタイ選手のなかでもトップクラスのミドルキックを放ちます。


普通の蹴り  特に空手の蹴りなどは 蹴る瞬間などに前足の軸足であるかかとが半回転し、

かかとが蹴りおわりで相手のほうにむいています。 軸足自体も若干外に踏み込みながら掻い込んだ蹴り足をスナップを効かせて蹴ります。
それだと 相手にケリ前動作として読まれやすくなります。なんせモーションが大きいです。


しかしゲーオ選手の蹴りは軸足をほぼ動かさずに、前足のかかともほとんど動かさずに蹴ってきます。

相手からすると準備動作がなく不意に蹴られる感覚だそうです。

ムエタイ選手特有の軸がブレない蹴りはすばらしいです。

普通なら、やったみるとわかりますが、ノーモーションの蹴りなんてほとんど威力がありません。

しっかり溜めを作り、体の回転で蹴らないと威力はでません。

でも、強い蹴りはやはりモーションが大きく読まれやすいです。


ですが、ゲーオ選手の蹴りはほとんどノーモーションなのに強烈な蹴りなんです。

それはなぜか?

実は、蹴りの溜め動作が相手からはほとんどわからないからです。ここに秘密があります。


ムエタイの最新の蹴りの考え方はいかに相手に蹴りの予備動作を読まれずに強い蹴りを放てるかです。


蹴りだす瞬間のモーションは非常にコンパクトです。   じゃーどこで溜めを作っているのか?

まず、前足を前にス~と出す瞬間に膝を曲げ、体全体を少し沈み込ませます。  ←  はい、

この瞬間にもう蹴りの溜めはできています!                                    

前足のつま先はまっすぐ前を向いたまま後ろ脚を引き付けながら蹴り足側の手を振り上げ

前足の膝をのばす反動と腕の振りで蹴ります。 回し蹴りのような横方向ではなく、ほとんど縦方向の蹴りです。

イメージとしては、しゃがんだ状態から上に伸び上がる反動を利用して蹴るイメージです。

これはやはり難易度の高い蹴りでしょうね。

実は最近 私しな~と練習してます(笑)  こないだ空手の組手に少しだけ実践投入しました。

まだまだ威力のある蹴りは出せませんが、相手が蹴りのガード準備が間に合わずに蹴りをヒットさせることができました。

今後この最新のムエタイ蹴りを取り入れて空手でも応用し、読まれない強い蹴りが放てるように精進してまいります。

押忍!










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